前田研究室では土を通じて私たちの生活をより良くするために,災害や特有の現象のメカニズムを解明し,土をめぐる災害の程度や対策の効果を予測することによって,最適な対策方法を提案・検討することを目的として研究しています.
近年、超高層ビルや地下鉄などのように、我々の生活範囲は地上、地下へと広がっています。このように拡大した生活範囲で、地震等の自然災害に対して安全を確保できるのは、構造物自体の強度が高まっただけではなく、土(地盤)の性質が解明されてきたことも大きな要因です。
しかし、生活範囲が拡大したことによって、新たな問題が発見されたり、
より深く土の性質を解明する必要性が高まっているのが現状です。
身近にある土の「解明されていない性質」というと不思議な印象を受けますが、天候などによって常に変化する地盤の性質を知るためには、土のみを考えるだけでは不十分なのです。例えば、ニュースで耳にする「土砂災害」は土だけで起こることは少なく、大雨や地下水などの影響によって起こることが多いのです。
つまり、土砂災害のメカニズムを知るには土と水との相互作用を考える必要があるのです。
前田研究室では土を通じて私たちの生活をより良くするために、災害や特有の現象のメカニズムを解明し、土をめぐる災害の程度や対策の効果を予測することによって、最適な対策方法を提案・検討することを目的として研究しています。